【中古マンション購入時の注意点】駐車場について考えましょう

物件購入前

リノベーションを念頭に置いて中古物件を探し始めると様々なことを考える”キッカケ”となります。

それこそ不動産を購入して住宅ローンを組むと、必然的に団体信用保険に加入することになるので生命保険の見直しを考えたりと家計全体の見直しが始まります。

その中でこれまでは検討項目としては重要視されず、どちらかというとあって当たり前と考えられて来た”駐車場”について考える時代ではないかと思いエントリーします。

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【中古マンション購入時の注意点】車ってこれからも必要ですか?

 

まず、ここから考えて見ませんか?

もちろん地方に住んでいらっしゃる方は車がないと生活が不便なことは承知しています。(私自身、転勤で福岡県に住んでいた頃に必要に迫られて車を所有しました。そしてあちこちに遊びに行けたので大変重宝しましたよ。)

しかしながら、都市部へ人口が集中しているのは周知の事実であり、都市部では交通インフラが十分発達している状態ではないでしょうか。

中古物件を購入するとメリットとして、このような3点が挙げられます。

・物件価格が安くつく
・選択肢が豊富
・周辺環境が確認できる

この中に内包されているものとして、”利便性が高い=駅近物件”という条件が入って来ます。これは、今後の人口減少による不動産在庫のダブつき(空室率アップ)を想定した時に、資産価値が極力落ちないように。また、落ちなさそうな条件は何かを考えておかないといけないポイントです。

その車、どれぐらい乗りますか?

 

都市部の会社員の方であれば、多くの方は電車通勤ではないでしょうか。

ご家族で車を運転される方がいたとしても、車じゃないと行けないところがありますか?

 

じっくり見直してみると、車を所有している意味があるのでしょうか?

ほとんど駐車場で佇んでいるのなら必要ないかもしれないですよね。

中古マンションを購入しようとお考えのあなたなら、このような固定観念も一度見直してみるキッカケにしてみてはいかがですか?

(もちろん車通勤の方は、それが前提で勤務先や居住エリアを選択されているので重要なツールとなると思います。)

車を所有するって単純に固定費なんです

 

こんなことを書くぐらいなので正直あまり車に興味がないんですが、ザッと思い浮かべるだけで車を所有するだけでこんなに関連経費がかかりますよね。

・駐車場代
・自動車税
・車検代
・修理代
・自動車保険

これらはお持ちの車のグレードによって変わりはしますが、大衆車のレベルでも全て1回ずつ費用が発生したら30〜40万円ぐらいはするんじゃないでしょうか?

 

もちろんこれに加えて変動費となる、ガソリンなどが別で発生しますね。

”車を所有することが当たり前”という固定観念にのフィルターを持っている方が多いのでは?と感じますので問題提起しておきます。

最近の若者は車なんて必要ないんじゃね?って子が多いそうですよ。

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【中古マンション購入時の注意点】駐車場で考えるべき点

 

車の所有について考える際のネタとして、駐車場についても合わせて考えておく必要があります。そもそも駐車場を借りるときの方法は、お分かりと思いますが以下の2つ方法が一般的です。

①購入するマンションに空き駐車場があれば契約する
②近隣で空き駐車場を探して契約する

この時に特に考えなくては行けないのは①の時です。

【要注意】マンションの駐車場

 

やはりマンション内に駐車場があるのはすごい便利です。

特に平面駐車場であれば良いんですが、問題は機械式駐車場です。

 

 

大規模マンションでよく見ると思います。これが最近は問題視され始めているんですよ。

というもの冒頭で書いたように、マンションの空室率はどんどん伸びています。

そして高齢化も現在進行中ですので、駐車場を利用している今現在の住人も車を手放す人が出てくることが想定されます。

(高齢者の免許証返納や、若者の車需要低下もありますからね)

そうなると駐車場を利用する人数が少なくなってくるということですね。

 

そして問題発生です!!

機械式駐車場のメンテナンス費用が足りない!

すごく単純な話で利用者が少なくなると資金不足に陥ります。

そしてこれから中古物件を購入しようとしている我々は、すぐにその問題に直面する可能性があるんですよ。資金が足りなくても駐車場から車が出せないと困ってしまいますので、メンテナンスせざるを得ません。

 

じゃあ、マンション自体の修繕積立費でなんとかするかという話になってしまうんですが、車を所有していない住民からすると大損する話でしかないので管理組合で揉めるネタにしかならないんですよね。

そして大規模マンションで住民の数も多いとくると、まとまる話もまとまらないのは自明の理ですよね。

できれば、そんなところに首を突っ込みたくないので興味を持った物件が機械式駐車場であった場合、駐車場の利用状況メンテナンス記録計画、費用関係の滞納などがないかを不動産屋さん経由で管理組合に確認してもらうようにお願いしましょう。

近隣の空き駐車場を探す場合

 

こちらのパターンについてはいかに見つけるかだけで、個別契約となるので条件次第となると思います。

実は月極(つきぎめ)駐車場については、不動産屋さんが管理会社として入っているケースばかりではないそうです。賃貸物件や中古物件のように不動産屋さんで情報が集約されているわけではなくオーナーさん自身が窓口となっているケースも多いのだとか。

月極駐車場をイメージして頂くと、ほとんどの月極駐車場には連絡先の看板が立っています。実際に自分で近隣を歩いて空いてそうな駐車場があれば連絡してみて下さい。

オーナーさんも空きを早く埋めたいと思っているので、大喜びで対応してもらえると思います。

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【中古マンション購入時の注意点】今までの当たり前を見直す

 

やはり、この不動産を購入するというタイミングが今までの当たり前を見直す時ではないでしょうか。

それこそ”中古物件✖️リノベーション”という新たな選択肢をお考えのアナタにとって柔軟に考えるキッカケになると嬉しい限りです。

検討の結果、車が必要で有ればそれで良いと思います。

単純に車を手放すだけではなくご存知と思いますが、カーシェアリングのサービスも拡がって来ています。都市部であれば、物件の近くに2〜3箇所あるかもしれません。また、駅近くに必ずと行って良いほどあるレンタカーの最安価格を周辺で見つけることもできますよ。

↓↓↓実際にお近くでレンタカーを借りてみて使い勝手を確認してみてください。



現代ではサラリーマンの所得も減少傾向の中、かつてに比べてスマホやインターネット費用など家計に占める固定支出の費用は増加しています。

そうなるとなんらかの支出項目を減らす必要が出て来ますので、それが車関連費用となる時代が来ているということですね。

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

車好きのご主人には耳の痛い話だったかもしれませんが、必要性についてじっくり考えるタイミングではありますので一度ご検討ください。

 

こんなに長々と書いていて、しかもそんなに車に興味がないと書いておきながら我が家は車を所有したままです。

JR・私鉄合わせて3線の各駅までほぼ10分の立地でありながらです。

 

私自身、当初車なんかさっさと手放そうと思っていました。もう、車自体が「無駄の塊」にしか見えていなかったんですが、人間って弱いものでいつでも「乗りたい時にすぐ乗れる」っていうそれまでの便利さをなかなか手放せないもんななんですね。

(近くにカーシェアが2箇所はあります)

 

結局のところ、物件購入時に車検を通して間もなかったこともあり、月々のランニング費用だけで済むならもう少し持っておいた方が便利かもという妻の意見でズルズルと所有しています。

(妻はペーパードライバーで運転はしないんですが、、、)

 

いずれにしてこれから数年のうちに、車の所有について価値観が変わる時代ですので、付随する駐車場についても考えておかないと負の遺産として残る可能性もあるということです。