【リノベーション】防音室や防音加工ってどうなの?!

物件の内部

ジャンルを問わず音楽をされる方は練習場所に困ってらっしゃいますよね。

新居には防音の音楽室が欲しい!と考えていらっしゃる方も多いと思います。また、奥様が実家にピアノを残していて引き取るように言われている方もいるかも?!(←うちの話ですね)

我が家は夫婦ともに学生時代から音楽をやっているので、アナタのように防音ってどうなんだろう?と思いながら考えていたものです。実際には、防音加工を施した音楽室を1室設けました。

 

ちなみに我が家の演奏楽器は、

妻・・・ピアノとバイオリン
私・・・バストロンボーン(オーケストラで一番音が大きいんです)

 

というわけで、吹奏楽部のご経験がある方はわかると思いますが、私が自宅で楽器を吹くなんて近所迷惑を逃れられませんので、そもそも考えられない話です。ですので、防音加工を施した音楽室は妻専用となっています。

このような利用状況から、実際どうなの?!というところをまとめておきます。

 

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【リノベーション】防音室や防音加工ってどうなの?!

 

防音については、防音室を購入して設置するかリノベーションの際に壁に防音加工を施してもらうという方法になります。しかしながら、楽器をやってらっしゃる方ならお分かりだと思いますが大前提として音というのは空気の振動です。

いかに空気の振動を弱めるかというのが、防音につながるとご理解ください。

ちなみに騒音と言われてしまう基準について下記の表にまとめられています。

(出典:ソーチョーHPより)

 

ピアノの音(1m)で80dBという値のようですね。”普通”というレベルは50dBなので30dBの差があります。

もちろん距離によって音の減衰(小さくなる)関係もあり、目安は8mで-18dB程度のようです。ということは、あと-10dBを目指して対策が必要と考えられます。

※dB(デシベル)は音の大きさを表す単位です。

(調べると物理用語でめちゃくちゃ難しかったのでこれぐらいの理解で十分です)

 

防音室設置について

 

まずすぐに思いつく対策として防音室を購入して設置したらどうか?ということだと思います。

VERY-Q VQP1870 Boothset(防音タイプ)[簡易防音室セットグレー]

 

イメージとしては↑↑↑こんな感じですよね。

私としては、基本的にオススメ出来ません!

まずどう考えても狭いでしょ?!私がトロンボーンをやっているので、他の楽器以上にスペースが必要と感じるところはあるかもしれませんが、仮にバイオリンで考えても窮屈さは感じると思います。

そしてお値段はこちらの商品で50万円ほどです。部屋の中にまた部屋があるのも窮屈なので、組み立て式のものもありますが正直めんどくさくて練習する気にならないでしょ。

やったとしても本番の1週間前ぐらいですよ。

そして、一番大事なポイントはコレです!

 

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音を完全にシャットアウトできるわけではない!

 

音は漏れます!

この事実は理解しておいてください。イメージするのであれば、楽器店での試奏室やレッスン室を思い浮かべてください。音聞こえますよね。

あのレベルと思うと良いと思います。

防音加工について

 

対する防音加工ですが、これはイメージが湧きにくいと思います。

リノベーションする際に、壁を壊して再度壁を作る工程があります。

すごく簡単にいうと、

 

柱を立てる→壁板(ベニヤ板のような薄い板)を貼る→壁紙を貼る

 

この流れの中で壁板の間に音を吸う、吸音素材を入れてもらうということになります。

工事業者さんによると思いますが、基本的に工程自体に大きな影響はないものの吸音素材自体が高いのでコストとしてはもちろん高くなります。

しかし、防音室を購入することに比べたら大したことないというのが私の印象です。

そして重要なポイントは、、

 

この工事費用は住宅ローンの中に含まれるということ

 

防音室を購入する場合は防音室のために別途費用を出さないといけませんが、防音加工はリノベーションの一部として含まれるので今すぐ現金が出て行くわけではないんです。

ちなみに我が家の防音加工がどの程度費用がかかったかというと、だいたい20万円ほどのプラスでした。だいたい5〜6畳ぐらいの部屋で壁・天井へ加工しています。

(でも、この金額は非常に安い値段だと思いますので工事業者さんによってけっこう差があると思います)

ですので、あくまで”中古物件✖️リノベーション”の総額予算から考えられるというのがポイントですね。

 

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クーラー無しで練習できる良い季節になりました。この前の通し練習の録音を聴き撃沈。。。サウンドのまとまり、セクションごとのタテ、おもたい、おもたーーい!!何とかせねば、何からしたら良いのか?悩む暇は無し!ロングトーンやな、あとは譜面を覚えて指揮を見る。体力強化…のためにもロングトーンですわ。 #吹奏楽 #ファゴット #バスーン #fagott #防音室のある家 #クーラー無しで快適に練習 #窓から職場が見えるという #何とも行動範囲の狭い生活 #じゃないとおかんフルタイムで働けません #練習あるのみ

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しかしながら、防音加工も防音室同様完全に音がシャットアウトできるわけではないことはご理解ください。そして、どの程度かというのは工事業者さんにご確認を。

おそらく工事業者さんによって工程ややり方に差があり、実際に防音加工の程度についてはすでに工事を行ったOB客さんの感想でしかないと思います。

(そのOB客さんのレベルがわからないので不安になる部分はありますが、多少なりとも効果があるかどうかはわかると思います)

 

メリットとしては、部屋のサイズそのままで使えるので圧迫感はないことと、練習をする気になったときにすぐできるという点です。

また、重要ポイントとしては部屋のドアの上下にフェルトなどを貼って、音漏れを防ぐということです。この辺りは工事業者さんとご相談ください。

 

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【リノベーション】基本中の基本は二重サッシ

 

そもそも防音について語るときに大前提として含んでおかないといけないのは、二重サッシです。実は私も工事完了後、引き渡しの時まで二重サッシという単語は聞いていても、実物はどんなん?ってよくわかっていなかったのでご説明しておきます。

 

↑↑↑こんなんです。

 

本来の窓枠は奥の黒っぽいもので、手前の白い枠が二重サッシです。

これがあるかないかだけで、音に遮音と断熱効果が全然違います。

通常、リノベーションをするような築古マンションではサッシが古いので、二重サッシにして断熱効果を高めることが一般的です。

※既存サッシは、マンション共用部分になるので耐用年数いっぱい(だいたい40年?)

まで交換されることはないです。

しかしながら、物件の特徴上の都合で二重サッシを取り付けられないケースもあるそうです。そのあたりはじっくりと工事業者さんに確認をとってください。

もし二重サッシの取り付けが難しい場合は、その他の対応法によって防音効果を高める必要があります。

 

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まとめ

 

いかがでしたか?

リノベーションの際に音楽のできる部屋を求めた場合の防音効果についてまとめて見ました。楽器をされる方(金管楽器は論外でしょうが)は、やはり自宅で練習できるということを求める方も多いでしょう。カラオケ代や練習室を借りる金額をこれから何年と考えると結構な金額ですからね。ぜひ、ご参考にされて見てください。

 

自宅の防音についてですが、なんだかんだで音は多少聞こえます。

それは犬を飼っている家から吠えている声が聞こえるぐらい、どうしても仕方がないことです。そして、練習とはいえ演奏する以上は多少はちゃんと出来ていないとご近所迷惑になってしまいます。

私の妻の実家マンションでは、フルートを練習されている方がいたそうです。(世間の目では、60の手習いといった感じである日突然聞こえ始めたそうです)

私も何度か聞いたことがありますが、「初心者の新入生が入った?」みたいな感じでした。(←コレ、学生時代に音楽関係のクラブに入ってた方ならわかるはず!)

 

このおじさんの件(このフルートを吹いていたのおじさんだったそうです)、マンションの管理組合で騒音問題として取り上げられて物議を醸したそうです。なんとも言えないですよね。

一応、練習する時間についてなどのお約束はしたそうですが、「問題はそこじゃない!」という感じで義両親は帰ってきたそうです。

※実は私の義両親も学生時代に楽器をやっていたので、だいたいのことはわかる。

 

音楽に関係する者として、”音への配慮は大事だよ”というお話でした。

 

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