リノベーションやリフォームを考えた時に、必要になるのは物件ですよね。自宅の購入というと一生で一度の大きな買い物と言われるので、不動産屋さんの選び方と行った時にどのような流れになるのかをご紹介します。
一人暮らしをされている方は、お住いの賃貸物件の鍵を受け取ったり契約の時に不動産屋さんにお世話になったことがあるかもしれませんね。
しかし、なかには生まれてこのかた実家暮らしですよ。という方や、一人暮らしをされていても会社契約のお部屋に住んでいて実際に不動産屋さんに足を運んだことがないという方もいらっしゃるでしょう。
いずれにしても不動産屋さんにこれからお世話になっていきますので、初めて不動産を購入される方はみんな同じスタートラインだと考えてください。
不動産屋の選び方は?大手がいい?
さぁ、今の時代スマホアプリで物件情報を見るのが当たり前ですから、アナタもいくつかの物件検索アプリをインストールしてチェックしているんじゃないでしょうか。
まずはそれで大丈夫ですよ。
地域の”相場”や、どのような物件があるのか全体像を見ておく必要がありますからね。
例えば、物件の広さはどれぐらいのものが多いのか、中古物件が多いエリアがあるのか、築年数はどれぐらいのものか、などなどいろんな基準と価格とのバランスを”相場”と言います。
自分の住みたい地域の相場がなんとなくこんな感じなんだなとわかったら、不動産屋さんへ行って見ましょう!
宅建士がいるのが不動産屋さんなんですよ。
大手不動産会社か街の不動産屋かどっち良い?
まず知識として知っておいて頂きたいのは、アナタがアプリで見ていた物件はどこの不動産屋さんでも仲介してもらえます。
それというのも”レインズ”という不動産屋さんの情報共有ネットワークシステムがあって基本的にはどこの不動産屋さんも閲覧することができて、条件を入力してヒットした物件を紹介するという感じなんです。
その前提で大手不動産会社か街の不動産屋かどちらを選ぶ?という話になります。
しかしながら、どちらを選ぶかより、どの不動産屋さんを選ぶかがポイントになるんです。
ポイントは、その”レインズ”の反映される前の物件があるかということ。
アプリで見たり不動産屋さんで紹介された物件で、アナタがいいなと思う物件は他の人もそう思うと考えてください。
そうすると早い者勝ちですし、より高く買ってくれる人が購入することになります。
反映される前の物件があるかどうかは、売り手側の気持ちになって考えてみるとわかると思います。
「私、マンションを売りたいんです」って思った時、お客さんが多そうな方が早く売れそうな気がしませんか?
そう考える売主が多いので、ほとんどの物件は大手不動産会社へ売却の意思を伝えて、”レインズ”に登録されます。
中古マンションは、基本的に個人間の取引に不動産屋(宅地建物取引士)が仲介で入って成立するものなので、価格については売り手買い手双方の交渉の結果で決定されます。
(ちなみに気に入った物件があったら、購入意思を示して買付申込書を指値で出しておくと交渉で結構値段が落ちるケースもありますよ)
というわけで、まだ世に知られる前の情報を得ると競争相手(他に買いたいという人)が少ない状態で買付を検討できるということです。
また、中には「ある程度の値段で売れるようなら売りたい」とか「居住中なのでネットで情報を出すのは控えたい」という売主もいらっしゃるようです。
そういう物件は店頭でないと情報を得られないですね。
じゃあ、街の不動産屋は行かなくてもいいのかという話になってしまいますが、そうでもないんですよ。
先ほどの大手不動産会社同様、”レインズ”に反映される前の物件がある可能性があります。こればっかりは売主の気持ち次第ですが、どこにアナタがピンと来る物件があるかわからないので街の不動産屋さんにも赴いて購入で物件探し中であるということを表明しておく必要があります。
また、不動産取引の形態として”専任媒介契約”というものがあり、街の不動産屋さんはこの比率が高いんじゃないかという印象です。
というのも、お近くで月極駐車場で管理会社の看板がかかっているのを見ると、街の不動産屋さんの比率が高くないですか?
それはやはり昔からの繋がりで地域密着でやってきているからで、不動産を売ろうとした時に馴染みの不動産屋さんに頼むというのが自然の理でもあるんですよね。
不動産屋をどうやって決める?
上記のように、まず購入を検討し始めた場合はまず大手も街の不動産屋も両方顔を出してください。とりあえず、「不動産を買う意思があります!」っていうのをいくつかの不動産屋さんに伝えることが重要なんですよ。そうすることで有益な新情報がもらえる可能性が増えますから。
そしてその不動産屋を回る時に気にしておいてもらいたいのが、担当者が信用できそうかどうか。端的に言うと、フィーリングが合うかどうかです。
おわかりと思いますが、一般に公開されている物件であればどこの不動産会社に行っても同じです。そうなると、やはりその担当者がどうかという所が気になりますよね。
若手〜ベテランまで色々な方がいますから吟味する必要があります。
あと不動産屋さん特有のお話があります。
通信手段がメールではなく、電話やFAXの所が多いです。これは普段のお仕事でメールを多様する方は不思議で仕方がないと思いますが、そういう商習慣なんです。
そういう点も踏まえて極力お近くの不動産屋さんには回って見ることをおすすめします。
不動産屋に行ってからの流れ
まだ本当に買うかわからないのに自分から不動産屋さんに入って行くのは、なかなか気がひけると思います。
不動産屋さんも「このマンション◯千万円ですよぉ〜」と呼び込みをしても、どうにかなるものではないのでチラシを出したりしているんです。
基本的にそんなに簡単に決まることではないのは当たり前なので、イチから教えてもらうつもりで行ってみて下さい。
聞かれることといえば、こんな感じですね。
- 探しているエリア
- 駅からの距離の許容できる範囲
- 広さや間取り
- 築年数
- 駐車場の有無
- 予算
ざっくりこんな感じでしょうか。
まぁ、当たり前といえば当たり前な項目ばっかりで、とりあえず”レインズ”で検索するための項目ですよね。
ですので、同時期に複数の不動産屋さん行くと紹介される物件は重複します。
重複した物件が出てきた時は、その旨を伝えるとお互いに時間の無駄を省けますのではっきりと伝えましょう。
あくまでお互いに情報交換の場だと思うと気が楽ですね。
こちらはコチラは希望や条件を伝える努力を極力すること、不動産屋さんはしっかりと受け止めることと不動産購入に関する情報を提供することで信頼関係が作られていきます。
気になる物件がなくても、1つぐらいは内覧に行って見ることをおすすめします!
それはこれから真剣に物件購入を考えて行く場合、いつか決めないといけない時が来ます。その時のために場数を踏んでおかないといけません。
実際に行ってみると家具がない状態って結構広いなって感じると思います。現在お住まいの間取りと広さを確認しながらその感覚のギャップを感じることが大切です。
まとめ
いかがでしたか?
まずはお近くの主要駅に行くと不動産屋さんがいくつかあると思いますので、いくつかの不動産屋さんに行ってみて情報交換をして見ましょう。
街の不動産屋さんの中には昔ながら木造家屋の事務所で、すごいおじいちゃんが出てきて話が通じるのか不安になるような所も、実は代替わりしていてしっかりした息子さんが出てきたりする可能性があります。
そういうことも1つの楽しみとしてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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